| 朝、目覚めて窓越しに外を眺めると大粒の雨が降っている。芝生の庭に多くのヤシの木が茂りその向こうに水辺が見える。 |
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昨日は深夜で何処に着いたのか分からなかったがホテルの外に出て見ると浜辺のリゾートのようである。
この季節日本と反対側だから今は冬のはずだが緯度が低い為暑くて湿度も高い。今の日本と変わらない暑さ。
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| バスに乗って海岸線を走る。雨も止んで晴れ間が見えてきた。 |
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| 遠くに高層ビル群が見えてきた。右側に見える海は大西洋。 |
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サンルイスの旧市街に到着。
当地はブラジルで唯一フランス人が築いた街で当時のフランス国王ルイ１３世と聖王と呼ばれたルイ９世に因んでこの名前が付けらえたそうだ。
バスを降りて旧市街の散策に向かう。 |
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中心部にあるセー教会。
１７世紀フランスと戦ったポルトガルが弾薬尽きた時、聖母マリアが現れ石や砂を弾薬に変えてポルトガルを勝利に導いたことからこの教会が建てられたそうだ。 |
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| その内部。 |
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| 階段に沿って建物が建てられている独特の風景。 |
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| 数日前に市を挙げてのお祭りが終わったそうで通りには小旗がたなびいていた。 |
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| 祭りが終わったためか街は殆ど人の気配が無い。 |
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| 土産物屋を散策。 |
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世界遺産ということで一応街を一巡したが街の壁などはペンキも剥げ落ち、何処からか小便臭い匂いまで漂ってくる。
更に世界遺産のマークもない為本当に世界遺産なのかと疑わしいと思ったが、バスに乗って街を去る時街の入り口にマークを確認出来た。
長旅で疲れているので、このような場所で長居するより早く目的地に連れて行って貰いたいところだが主催者としては通り道に世界遺産があれば素通りする訳にもいかないのかもしれない。 |
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| 再びバスの乗り田舎道をひたすら目的地に向けてひた走り。 |
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| 周りには果物やヤシの木が多い。 |
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ヤシの木にも種類がいろいろあってこの地では幹が細い種類のアサイー（ワカバキャベツヤシ）が栽培され特産品だそうだ。
現地ガイドの話では、その実はブルーベリーを大きくしたような色形で今丁度収穫時。それをジュースにして飲むと体に良いとのこと。
そう言えばテレビの宣伝でその名前は聞いたことがある。 |
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| 現地ガイドは、この地を訪れると必ず買って帰って母親に飲ませるという。そこでジュースの製造即売店に立ち寄ってビニール袋に入ったアサイージュースをゲット。昼食時に砂糖を加え皆で試飲してみた。少々苦みがあって濃厚な味だった。アントシアニン、ビタミン、鉄分、植物繊維等を豊富に含んでいるそうだ。 |
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１時過ぎモロスという町で昼食。メイン料理は白身魚とエビの煮込み料理。
絞りたてジュース、サラダ、ライスが付く。 |
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バヘリーニャスに到着。
日暮れに間に合うように荷物をホテルにおいて直ぐピックアップトラックの荷台に取り付けられたベンチに座って空港に向かう。 |
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| 町を離れた野原の先に飛行機が留まっている。 |
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| 我々は二人乗りの遊覧飛行機に乗って出発。 |
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| 飛び立つと蛇行する川に囲まれた青々した密林が見えてきた。 |
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| それから右側に暫く飛ぶと白く波打った砂浜が海の先まで伸びている。小レンソイスと呼ばれる地域だ。 |
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| 旋回して左側の大レンソイスへ向かう。こちらの方が砂の色が白い。 |
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| 波打つ白い砂丘の間に水がたまった独特の風景が遠くまで広がる。夕日に照らされてその陰影が強調され正に絶景である。 |
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| 砂丘のエッジの線に沿って夕日を見物する観光客がアリ粒のように見える。明日我々もあそこを歩くそうだ。 |
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ホテルに戻って一休みしてから近くにある川沿いのレストランへ食事に行く。
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| 海に近いせいかシーフードのフライが美味しかった。 |
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| デザートはアイスクリーム。 |
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| 外ではブラジルの音楽を賑やかに演奏していた。 |
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