TOUR  南イタリア・シチリア島  2017

6日目
(3月21日)

コセンツァ - シッラ - チェファルー - パレルモ




チェファルーの岬からの風景




 今朝は雲も一つない晴天。このツアーは年寄り向きでゆっくり出発が特徴だが今日は早目の6時半起床で8時出発。
 暫くは小高い丘が続く。草原かオリーブ畑が多い。
 一時間も進むと海岸線に出る。
 10時半頃シッラの町が見えてきた。この町もイタリアの最も美しい村に登録されているという。
 
 街の一番高い所にある教会の脇に車を停めて散策開始。この街にはギリシャ神話で海の怪物スキュラがこの地域に棲んでいたとされる。
 家が密集する狭い小路を下って進む。
 一番下に降りると小さな漁港になっていた。
 此処は人口も5000人余りと少なく公衆トイレもない。皆仕方がないので数少ない土産物店やバーを探して借りる。
 お礼にコーヒーを一杯いただく。
 一通り見て回りバスに戻る。
 ずっと海岸線を走りながらシチリア島へ渡る船が出るヴィッラ・サン・ジョヴァンニに向かう。
 渡る前にレストランで昼食。
 シーフードソースのパケりパスタ
 タラの団子(たこ焼き風)、トマトとバジル。リコッタチーズ添え
 チョコレートのデザート
 昼食後バスに乗って港へ向かいフェリーに乗船。
 この船は車ばかりでなく汽車の車両も載せて渡れる。
 メッシーナ海峡を渡り対岸のメッシーナからシチリア島に入る。シチリア島は日本の四国の面積の約1.4倍というから感覚的にかなり広い島だということがわかる。
 バスで2時間ほど高速道路を走ってチェファルーに到着。この町もイタリアの最も美しい村に登録されており古代ギリシャ人の植民都市に起源を持つ。
 大型バスは街の中に入れないため街の入り口に車を停め徒歩で進む。
 街の中はきれいに掃除されている。
 
 中心部には12世紀ノルマン王のルッジェーロ2世が建てた大聖堂がある。
 大聖堂の内部を見物。
 街の中を散策した後岬に行き町全体を眺める。この地はニューシネマパラダイスのロケ地として有名とのこと。

 町はずれの駐車場に公衆トイレがありトイレの前に立つオジサンに0.5ユーロ払うシステムになっている。
 我々は全部で24名、全てが御厄介になったがいまだオフシーズンのためか他にバスはなく手持無沙汰なようだった。イタリアは失業率が高く、特に南イタリア、シチリアは貧しいと聞く。
 バスは暗くなって今日の宿泊地パレルモの市内に入る。
 19時、今日から2泊する老舗ホテルに到着。このホテルは昔作曲家リヒャルト・ワーグナーが滞在したそうでロビーには彼の胸像が立っている。
 部屋も中々良い造りだ。
 夕食はそこのホテル内のレストランでとる。
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