ROTORUA STAY/ New Zealand 2002

我がロトルア遊学記

10月31日(木)

午前中の授業

 今週の先生は、授業中辞書を見るなと言う。学生が11人にて先生もいるのだから辞書がなくても聞けば分かるはずだというのが彼の論理である。そうは言っても分からない言葉を英和辞典なしで理解するには限界があると私は思う。時々皆先生の目を盗んで辞書を引いている。

午後の授業

 今日の受け持ちのはずのサリアンが急用で休みだという。朝彼女がマウンテンバイクで学校に着いたとき私と挨拶を交わしたので、どうしたのかと思ったら、代わりに来た先生の話だと、彼女の家に泥棒が入ったのだそうだ。
 何時もは、ただ黙々と問題をやるのだが、代わりの先生は6週間前にイギリスから来たばかりだそうで、最後の30分間は、ゲームをしながら学生同士で会話を楽しむ時間を設けてくれたのでコミュニケーションがはかれて良かった。

芝刈り

 私は、学校へ行くときや外出するときは何時もカメラを持っていくことにしているのだが、今日は撮す機会がなかった。又、我が遊学記に書く内容を見つけるのも難しくなって今日は何を書こうかと思っていた。ところが夕食が終わったところでそのチャンスが突然やってきた。男どもは皆で夕食後芝刈りをするという。ジャネットのかねてからの話で重労働だという。私は以前西洋の旦那方は、週末芝刈りで結構忙しいと言う話を聞いたことがある。
 サミュエルとマシューが先ず家の前の庭から始めた。私も途中からマシューに代わって手伝うことにする。何事も経験である。やってみるとエンジンを積んだ機械がやってくれるのでジャネットが言う程大変ではない。表の庭が終わると裏の庭にかかる。
 裏の庭は、少し坂になっているので下りは良いのだが登りとなると少し疲れる。又垣根の近くになると長く伸びた草が生えているので機械を雄のが、重くなる。そして草が袋に溜まってくると重くなる。裏にはが終わるといささか疲れた。
 これで大体終わりかと思ったら、車庫の辺りから垣根の外まで芝生はまだまだ続く。サミュエルは、花壇の中の作業が終わって表の庭に広がる牧場に通ずる広場の方にかかっている。
 私も負けじと暫く外に通ずる道の脇を手伝ったが、マイクが、頃合いを見て俺がやるよと言ってくれたので、彼に代わって貰う。腕が結構疲れる。
 暫く彼のやるのを見ていたが、やはり年季が入っていて要領がよい。道路沿いの土手になっているところもすいすいとやってのけた。
 私も随分手伝ったつもりだが、彼等に言わせればほんのお付き合い程度のことかもしれない。
 今の季節は、4週間に一度、夏には2週間に一度やらなければならないそうだ。
 作業が終わってこのレポートを書き始めたところでビールを飲むかと聞きに来た。有り難く頂戴する。
 願わくば、夕食前にいただきたかった。

先ずサミュエルマシューが始める


私も手伝う


マイクは流石に要領よくここなす

<今日の夕食>

 鳥の足とタマネギの入った甘酸っぱいスープ。キャベツとニンジンの炒め物。茹でた即席麺。アスパラガス。

前頁に戻る 我がロトルア遊学記 TOP PAGE 次頁に進む